人生のゴールに向けて、元気なうちに「人生のしまい方=終活」について考えておきたいという方が増えています。
福岡市社協には終活の相談に乗る「終活サポートセンター」があり、地域で「終活」の出前講座も行なっています。
ある校区のふれあいサロンで行なった出前講座では、スタッフがエンディングノートの書き方や葬儀・納骨の準備の仕方、相続などについて説明しました。
参加者はメモを取るなどして熱心に耳を傾け、「終活」への関心の高さを感じました。
【出前講座の構成内容】(一例)
○エンディングノートの書き方
○成年後見制度について
○葬儀の多様化について
○遺言書の種類について
○相続について など
「終活」と聞くと、人によっては「縁起でもない」と抵抗を感じてしまうと思います。
元気であれば、まだ起きないことへの危機感を感じにくいかもしれません。
ですが、命に関わるような大きな病気やケガをする可能性は、いつでも誰にでもあります。
私たちが行なっている出前講座では、国民的アニメの家族構成を例に挙げて「どこまでが法定相続人になるか?」などを説明したり、クイズをはさんだりして、わかりやすくユニークな内容を取り入れ、終活に対する不安を少しでも軽くできるように心がけています。
年齢を問わず、一人ひとりが自分自身のことを見つめ直し、「自分らしい生き方と逝き方」を前向きに考えられるよう、終活の大切さを発信していきたいと思います。
公民館の事業やふれあいサロン、町内の行事など、さまざまなところで実施していますので、ぜひご活用ください。
終活サポートセンター
電話番号 092-406-0168
※この記事は令和5(2023)年6月現在の情報です。