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活動レポート

住まい・空家活動レポート

空家が子どもの居場所に生まれ変わりました【早良区】

「みんなのおうち ゆい」オープン

早良区・入部校区の空家が「子どもの居場所」として生まれ変わり、4月3日「みんなのおうち ゆい」として新しくオープンしました。

オープン初日には、ぜんざいのふるまいや、地域の方による「竹とんぼづくり教室」が行なわれ、子どもたちの喜ぶ姿が見られました。

↓オープンした「みんなのおうち ゆい」

「みんなのおうち ゆい」オープン
↓手作りの看板が目印
↓自分たちで作ったたこ焼きは美味しい!
住まい・まちづくりセンターがマッチング

この空家はMさん夫妻の実家。夫妻は別の家に住み、実家には息子さんが住んでいましたが、仕事の都合で引っ越し、3~4年前から使っていませんでした。奥さんが週末ごとに家の掃除に来ていましたが、息子さんには当分帰る予定もないため、良い活用法がないか、考えていたそうです。

早良区社協事務所を通じて相談を受けた市社協の「住まい・まちづくりセンター」は、「入部校区には子ども食堂や学習の場がなく、共働きやひとり親家庭にとって離れた場所への送迎や費用の負担は大きいことから、子どもや親が集う“子育て拠点”が地域に有益だろう」と考えました。

一方、「NPO法人ゆい」は「子どもの居場所」の拠点となる場所を探していました。そこで同センターが双方をマッチング。Mさん夫妻は「子どものために活用してもらえるなら嬉しい」と、今回のオープンに至りました。

↓スタッフの皆さんが笑顔で待っています
住まい・まちづくりセンターがマッチング
世代間交流にも期待

家は改築や改装をせず、部屋をそのまま活用。「本に触れる機会を増やし、地域の子どもが安心して過ごせる場所にしたい」という「NPO法人ゆい」の思いから、長らく使用していなかった部屋は子どもに人気の本が並んだ「図書室」や「学習室」に生まれ変わりました。

今後は第1・3土曜(13:00~17:00)にオープン予定(利用料:小・中学生1人100円)。教師OBによる学習支援や料理体験などが予定されています。これから地域の人々にも参加してもらい、さまざまな世代が交流する場としても期待されています。

↓思わず手を取りたくなる本がずらり

世代間交流にも期待
↓絵を描いたり、本を読んだりできます
↓竹とんぼについて教わりました
↓子どもは竹とんぼを家に持ち帰り大喜び
↓大家さんを交え、今後についても話し合いました
空家活用についてご相談ください

福岡市社協の「住まい・まちづくりセンター」は、一般社団法人古家空家調査連絡会と協働し、地域の空家を地域で役立てる「社会貢献型空家バンク」を運営しています。空家を活用してほしい方と、福祉事業や地域活動の拠点を探している福祉団体・地域団体とをつなぎ、活用をサポートしています。

使う予定のない空家や、物件を探している福祉団体・地域団体などの相談・情報は、住まい・まちづくりセンターまでお寄せください。

この記事に関するお問い合わせ

事業開発課 住まい・まちづくりセンター 電話番号092-720-5356

http://www.fukuoka-shakyo.or.jp/service/house/20210324_6.html

※みんなのおうち ゆい:福岡市早良区東入部8-11-26

 NPO法人ゆいホームページ https://npo-yui-fukuoka.jimdofree.com/

※この記事は令和3(2021)年4月現在の情報です。


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