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日本公衆衛生学会で事例発表~ふれあいサロンの介護予防機能について

職員の研究発表が優秀演題に選出

福岡県公衆衛生学会で発表した福岡市社協職員の研究発表が優秀演題に選ばれ、12月に東京で開催される「第80回日本公衆衛生学会総会」で発表することになりました。

 

この研究発表は、南区社協事務所の生活支援コーディネーター・大倉慶子(現・地域福祉課)によるもので、テーマは「ふれあいサロンの介護予防機能について~福岡市(南区老司)のふれあいサロン参加者の体力測定結果の検証~」です。

※参考:福岡市社協ホームページ(ふれあいサロンについて)
(写真)ふれあいサロンの様子

職員の研究発表が優秀演題に選出
ふれあいサロンが介護予防になるか検証

福岡市では138校区・地区378カ所(令和2年12月現在)でふれあいサロンが行なわれています。

これまで、ふれあいサロンが高齢者の「閉じこもり予防」に効果があるという報告はあるものの、「介護予防」になるという検証報告はあまりありませんでした。

 

老司校区(南区)は年々高齢化率が上昇しているにもかかわらず、要介護認定率が横ばいで推移していることに着目。同校区はふれあいサロンが活発であることから、「ふれあいサロンが要介護認定率の低さと関連があるのではないか」と推測し、参加者の同意を得て体成分の測定・検証を試みました(詳細は別紙PDFをご参照ください)。

(写真)測定の様子

検証・考察を終えて(全国発表に向けて)

今回、6カ月間に2回の測定だったため、前後に大きな変化は見られませんでしたが、ふれあいサロンへの参加は、健康意識の高まりや、生活習慣に対する知識向上に役立つと感じました。研究発表でふれあいサロンの意義や参加するメリットを明示でき、大変嬉しく思っています。

 

また、今回の検証は、関係者のご協力がなければ実現できませんでした。趣旨に賛同し、測定にご協力いただいた参加者、老司校区第8地区民生委員児童委員協議会、老司校区社会福祉協議会、ボランティア、事業所ネットワーク「おっしょい!つるたろう」の方々に、改めて御礼申し上げます。

 

日本公衆衛生学会という大きな舞台での発表を12月に控え、今から緊張しています。この検証に携わってくださった企業・事業所の方々の想いを胸に、精一杯発表してまいります。

 

ふれあいサロンが「地域住民の交流の場」となるだけでなく、「介護予防機能がある」ことを全国の人々に伝え、ふれあいサロンが慣れ親しんだ地域に住み続けていく上での一つのツールとしてより一層発展するよう、私も尽力していきます。

(写真)ふれあいサロン
検証・考察を終えて(全国発表に向けて)

※参考:
一般社団法人日本公衆衛生学会(ホームページ

第68回福岡県公衆衛生学会(講演集

■この記事に関するお問い合わせ
地域福祉課 

電話番号 092-791-6339

※この記事は令和3(2021)年8月現在の情報です。
※ふれあいサロンの写真は新型コロナウイルス感染拡大以前のものです。

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