オンライン研修のテーマは、たろうクリニック・内田直樹医師による「みんなの認知症見立て塾」。認知症の基本知識や接し方のコツ、住み慣れた地域で在宅生活を続けるために地域ができる取組みのヒント等を聞き、参加者から喜びの声が上がりました。
○参加者の声「母は106歳まで生きたので、自分も95歳くらいまで生きるだろう。生きられたら、認知症になるだろう。防ぎようがないのなら、認知症を正しく理解し、仲良くお付き合いすることにしよう。認知症の人とも仲良くしよう。今日の講演は誠によかった」
○参加者の声「正しい知識を持って認知症の人や介護する人と接することが、地域で普通に暮らしていくことにつながると感じた」
社協の校区担当職員は、「校区の皆さんの想いを何とか叶えたくてWeb会議を提案した」といいます。「人と人のつながりは認知症のリスクを下げる効果がある」という講演を聞き、「コロナ禍で人とのつながりが希薄化することが懸念される今だからこそ、つながることの大切さを改めて感じた」と話します。オンライン研修を無事に終えて胸をなでおろすと同時に、新しい研修スタイルへの手ごたえも感じていました。
草ヶ江校区では、この研修後、これまでのつながりが途切れないように、手紙や電話で高齢者と連絡を取り合ったり、「サロンだより」を通じてお互いの近況を報告し合ったりして、「はなれてもつながる」取組みを行なっています。「今後も住民の皆さんの熱い思いを実現できるよう、精一杯努めていきたい」と、担当職員も心新たにしていました。