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活動レポート

子ども活動レポート

【東区】高齢者施設で「子どもの居場所」がスタート

子どもの居場所「アソシエキッズわひがのWa」オープン

福岡市内において、公民館や集会所だけでなく、クリニックや福祉施設、専門学校などで子どもの居場所の拠点が広がっています。

福岡市東区和白東1丁目にある高齢者施設アソシエ和白では、令和3年12月から、子どもの居場所「アソシエキッズわひがのWa」の活動が始まりました。

子どもの居場所「アソシエキッズわひがのWa」オープン
「子ども食堂ボランティア養成講座」に参加して

活動のきっかけは、東区の高齢者施設からの「施設を地域に開放し、地域住民の役に立ちたい」「子ども食堂に利用できないか」という東区社協事務所への相談でした。

東区社協事務所は、地域住民向けに「子ども食堂ボランティア養成講座」を実施していたため、講座への参加をご提案しました。施設職員はさっそく講座に参加して子ども食堂の運営について学び、地域で行なわれていた他の子ども食堂を見学。

その後、子ども食堂に関心のある住民に地域福祉ソーシャルワーカー(CSW)が声をかけ、「子どもの居場所新規立ち上げ準備委員会」を発足させ、準備を進めました。

スクールソーシャルワーカーらと準備委員会を発足
準備委員会には、施設職員のほかに住民ボランティア、主任児童委員、校区社協、スクールソーシャルワーカー、CSW等が参加し、地域の実情に応じた子どもの居場所になるように、運営方法や内容について協議を重ねました。

新型コロナウイルス感染拡大の懸念から、おにぎりやおやつを子どもたちに手渡す方法からスタートすることとして、「アソシエキッズわひがのWa」がオープンしました。

名前には子どもたちの間で親しまれている和白東(わじろひがし)の略称「わひが」を取り入れ、なじみのあるものになるよう考えました。

 

「アソシエキッズわひがのWa」は毎月最終土曜日の午後に活動し、食と遊びの提供を続けています。新型コロナウイルスが収束した際には施設を開放し、高齢者と子どもたちが交流できるようにする予定です。

「アソシエキッズわひがのWa」スタッフの声

私たちは以前から高齢者と子どもたちが触れ合う機会を作りたく、試行錯誤を重ねていました。新型コロナウイルス感染症が発生して誰とも会えない時代が来てしまい、利用者にとって大切な家族や友人にも会えない状態が続いています。それは子どもたちも同じ。この和白東地区でも自宅以外の居場所がなく、また満足に食べられない子がいると聞きます。

「みんな一人では生きていけない。困ったときはお互いさま」。

そんな思いをより強くし、私たちの施設を少しでも子どもたちに提供できないものか、と考えました。新型コロナウイルスの感染状況からすぐには施設を開放できず、当面は食事の提供を行なうことで子どもたちを手助けしていきたいと思っています。「食」を通してお互いがつながることができれば幸いです。

 

新型コロナウイルスが早く収束し、「地域でともに生きる仲間」として高齢者と子どもたちが交流できる「つながりのWa(輪・和・話・笑…)が広がることを願っています。

「アソシエキッズわひがのWa」

場所:福岡市東区和白東1-25-11 グループホーム・小規模多機能ホーム アソシエ和白

日時:毎月最終土曜日 13:00~

■この記事に関するお問い合わせ

東区社協事務所
電話番号 092-643-8922 

※この記事は令和4(2022)年8月現在の情報です。

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