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買い物ガイド

企業向け買い物支援セミナーを開催しました

 坂道が多い、店舗の閉店、免許返納等の様々な理由で、日々の食料品や日用品の買い物に困難を抱えているという声が多く聞かれるようになっています。このような様々なニーズに対応していくため、福岡市・福岡市社協では、地域と企業の皆様とのマッチングなどにより、「買い物先への送迎」「移動販売車」「臨時販売所の開設」「宅配」など多様で持続可能な買い物支援の仕組みづくりに取り組んでいます。

 

 去る3月6日、企業等の買い物支援に対する理解を促進し、買い物支援の取組みの輪を広げるため、「企業向け買い物支援セミナー ~ 高齢になってもあんしんして買い物ができる社会を考える ~ 」を開催しました。小売店・配食サービス・訪問理美容・移動販売・買い物代行サービス・福祉施設等様々な業種の方にご参加いただきました。

 

 第1部では、本会の買い物等支援推進員より、高齢者の買い物の現状や福岡市における買い物の課題・買い物支援の取組み状況を報告しました。

 また、福岡市認知症フレンドリーセンターの党センター長に、「認知症多数派社会に備える ~ あんしんして買い物ができる環境づくりについて考える ~ 」と題した講話をいただき、今後増える高齢者にとっても買い物しやすい環境づくりのポイントについて、複数の実例を通して学びました。参加者からは、「認知症についての理解を深めることができた」「今後のサービスの改善につなげたい」等の感想をいただきました。

 

 第2部のグループワークでは、あんしんして買い物ができる社会にするには、どのようなことがあったらいいか、各企業でどのような取り組みができそうか、参加者同士で意見交換を行ないました。

 

【グループワークで出たアイディア(一部紹介)】

・「ゆっくりレジ」を導入して、認知症の方やセルフレジの操作に慣れていない方、
 身体が不自由な方に配慮することで、お客さんとコミュニケーションがとりやすく 
 なる。

・高齢者の困りごとに対応する専属のスタッフ(コンシェルジュ)を配置してはどう
 か。
・社内に高齢者の買い物を支援する部門をつくり、購入する商品のリストアップ、注
 文計算等を担当し、買い物を簡素化させる仕組みを作りたい。

・ネット注文については、そもそもスマホが使えない高齢者が多いため、スマホ勉強
 会が必要。

・空き家を活用して、商品注文用のタッチパネルのモニターを置き、商品の注文・配  
 達ができるようにしたい。

福岡市認知症フレンドリーセンター長による講話
福岡市認知症フレンドリーセンター長による講話
参加企業同士のグループワーク
参加企業同士のグループワーク

 今回のセミナーは、今後増える高齢者がどのようなときに買い物に困るかという気づきや、環境づくり・デザインの視点から、あんしんして買い物ができるヒントを得るとともに、多様な企業同士がつながりをもつ機会にもなりました。

 

 福岡市・福岡市社協では、買い物にお困りの方に買い物支援が届くよう、今後も情報の発信や取組みの支援を行なっていきます。

お問い合わせ

福岡市社会福祉協議会地域福祉課

電話番号 092-791-6339

ファクス 092-713-0778